北方古墳

北方古墳埋34-1
北方古墳埋34-2
種別
集落跡 城館跡
主な遺構
横穴式石室
主な遺物
鉄刀、刀子、鉄鏃、馬具、銅鐶、ガラス製勾玉、小玉、須恵器
発掘調査
文献
小野忠熈 1960 「山口県玖珂盆地西部の考古学調査」
『山口大学教育学部研究論叢』
山口県教育委員会 1961 『山口県文化財概要 第4集 埋蔵文化財』
所在地
岩国市周東町下久原字北方

昭和34年(1959)に周東町教育委員会が主体として、小野忠熈氏の指導のもと、発掘調査が行われ、古墳時代後期(6世紀後半)の横穴式石室が確認され、副葬品が出土した。

横穴式石室は玄室部と羨道部の境に袖石を有する両袖式で、石室の全長は7.5mで、玄室長は4.2m、幅1.8~2.0mで、羨道長は3.25m、幅1.1mの規模である。

遺物は、須恵器、鉄製品(刀・鏃・馬具)、装身具(耳環・ガラス製勾玉・ガラス製小玉)

が出土した。