冠遺跡
- 種別
- 散布地 生産遺跡
- 主な遺物
- ナイフ形石器、槍先形尖頭器、台形様石器、削器、掻器、抉入石器 、石錘 石斧 石槌 剥片 石核 安山岩母岩
- 発掘調査
- 有
- 文献
- 広島県教育委員会ほか 1992『冠遺跡群』Ⅰ
広島県教育委員会ほか 1993『冠遺跡群』Ⅱ
広島県教育委員会ほか 1994『冠遺跡群』Ⅲ
広島県教育委員会ほか 1995『冠遺跡群』Ⅳ
広島県教育委員会ほか 1998『冠遺跡群』Ⅴ
広島県教育委員会ほか 1999『冠遺跡群』Ⅵ
広島県教育委員会ほか 2000『冠遺跡群』Ⅶ
広島県教育委員会ほか 2001『冠遺跡群』Ⅷ - 所在地
- 岩国市錦町
西中国山地の中央部にある冠高原とその周辺部に立地する遺跡で、後期旧石器時代前半期から縄文時代前期にかけての石器類や安山岩の原石等が多く分布している。この安山岩は宇佐平遺跡や用田遺跡等で出土する石器の石材であり、岩国市内の遺跡だけでなく、かなりの広範囲に広がっている。
遺跡の調査は広島県側で調査が行われており、多くの成果があるが、岩国市側の遺跡範囲では広島県教育委員会によってわずかな試掘が行われたのみである。