木造文殊菩薩騎獅像

市30文殊菩薩騎獅像
種別(指定区分)
彫刻(市指定有形文化財)
員数
一躯
指定年月日
昭和59年(1984)12月10日
所有者等
明智庵(小山地区)
所在地
岩国市錦町深川

ヒノキ材の寄木造で、像高35㎝、台座高38㎝、総高73㎝で、菩薩は獅子像の背上に足の甲を交差させ、反対側の足の太ももの上に乗せて座る、結跏趺坐(けっかふざ)というポーズをとり、右手に宝剣、左手に経巻を握っている姿であるが経巻の方は欠損している。

『防長社寺由来』では、「右本尊は文殊大士、行基菩薩作と申伝候」とあり、行基作との伝承があるが、像の技法等から室町時代の作と推定される。