紙本着色の合戦図。八曲半双(左隻)の屏風で縦172.2㎝、横(全長)563.9㎝。 軍学書『甲陽軍鑑』に基づいて、永禄4年(1561)に行われた川中島の合戦の様子を描いた八曲一双のうち、左隻部分の屏風である。17世紀代の作品としては岩国本と紀州本(和歌山県立博物館蔵)の2例のみで、歴史的にも美術的にも価値は高い。 左隻側は合戦の様子を描いており、馬にまたがり、白頭巾に陣羽織を着た上杉謙信が太刀を振り下ろし、床几から立って軍配でそれを受け止める武田信玄の一騎打ちの描写などがある。
紙本着色の合戦図。八曲半双(左隻)の屏風で縦172.2㎝、横(全長)563.9㎝。
軍学書『甲陽軍鑑』に基づいて、永禄4年(1561)に行われた川中島の合戦の様子を描いた八曲一双のうち、左隻部分の屏風である。17世紀代の作品としては岩国本と紀州本(和歌山県立博物館蔵)の2例のみで、歴史的にも美術的にも価値は高い。
左隻側は合戦の様子を描いており、馬にまたがり、白頭巾に陣羽織を着た上杉謙信が太刀を振り下ろし、床几から立って軍配でそれを受け止める武田信玄の一騎打ちの描写などがある。