高森城址

市94ー1高森城址
市94-2高森城址
種別(指定区分)
史跡(市指定文化財)
員数
1所
指定年月日
平成14年(2002)3月22日
所有者等
城山会
所在地
岩国市美和町北中山牛ヶ多和

高森城は『防長風土注進案』(ぼうちょうふうどちゅうしんあん)によれば、宝徳元年(1449)ごろ大内氏家臣・岐志四郎左衛門通明(きししろうざえもんみちあき)により築城された。

城は大内氏が安芸へ向かう際の戦略上の拠点となっており、大内氏の滅亡後、周防を支配した毛利氏は高森城に坂新五左衛門(さかしんござえもん)を入れ、山代地方の平定にあたらせた。

城址には、本丸・二の丸・三の丸・郭・付郭・武者走り・空堀・見張り台・出丸の施設が残る。また、南側急崖に造成された四段の郭群は築城当時のものでなく、大内義長の時期か、毛利氏の周防支配の時期(16世紀中頃)に造成されたとみられる。