鉄錆󠄀地三十六間星兜鉢

県18鉄錆地三十六間星兜鉢
種別(指定区分)
工芸品(県指定有形文化財)
員数
一頭
指定年月日
昭和42年(1967)7月4日
所有者等
公益財団法人 柏原美術館
所在地
岩国市横山二丁目10-27

表面が酸化して錆びている鉄の板を、鋲ではぎ合わせて作った兜鉢。
全体の形は、前後左右の径がほぼ等しい大円山形(だいえんざんなり)で、高さ10.8㎝、鉢の径は前後が22.6㎝、左右が20.0㎝となっている。星は、1行に16点と腰巻に1点ずつ打たれ、42枚が張られ、前正面ではぎ合わされている。
頭頂部の八幡座や眉庇(まびさし)、篠垂(しのだれ=正面や前後左右の細い筋金)、革毎(しころ=鉢の左右から後方に垂れて、首を覆うもの)などは失われているが、南北朝時代の特色をよく表している。

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