臼田古墳の遺構及び出土遺物一括

市102臼田古墳
種別(指定区分)
史跡(市指定文化財)
員数
石室1基及び遺物一括
指定年月日
平成14年(2002)6月4日
所有者等
個人(遺構) 岩国市(遺物)
所在地
岩国市玖珂町6857-1

本古墳は、6世紀後半、古墳時代後期に築造されたもので、山口県内で数少ない両袖式横穴式石室で、地形の制約をうけて、開口方向は南西である。
玄室の奥行は4.0m、幅2.2m、室内高2.5mで、裾部の幅は1.1m、羡道の長さは1.8mが残っている。石室の遺存状態が比較的よく、当地における良好な資料である。

遺物は、須恵器の坏蓋・身・壷・𤭯・高坏、土師器の高坏・坏、鉄製品の刀子、鋲金具、鉄釘、鉄鏃、針、槍鉋、人の大腿骨頭片が出土している。