座高158.8㎝。ヒノキ材、寄木造りの薬師如来立像である。 建立寺がかつて安養院といった頃の本尊であり、建立寺となってからは薬師堂に安置されてきた。
頭は螺髪(らほつ)を彫り出し、肉髻珠(にくけいじゅ)、白毫相(びゃくごうそう)があらわされ、耳朶(みみたぶ)は環状、首には三道が表現されている。 衲衣(のうい)を両肩からゆるやかに垂らし、両足をそろえて台座に立つ。右腕は肘を曲げ、掌を前にして指をゆるやかに開き、左腕は自然に下ろし、掌に薬壺を持っている。 全体の肉取が良く、また衣紋が浅いことから平安時代後期の製作と推定される。
座高158.8㎝。ヒノキ材、寄木造りの薬師如来立像である。
建立寺がかつて安養院といった頃の本尊であり、建立寺となってからは薬師堂に安置されてきた。
頭は螺髪(らほつ)を彫り出し、肉髻珠(にくけいじゅ)、白毫相(びゃくごうそう)があらわされ、耳朶(みみたぶ)は環状、首には三道が表現されている。
衲衣(のうい)を両肩からゆるやかに垂らし、両足をそろえて台座に立つ。右腕は肘を曲げ、掌を前にして指をゆるやかに開き、左腕は自然に下ろし、掌に薬壺を持っている。
全体の肉取が良く、また衣紋が浅いことから平安時代後期の製作と推定される。