吉川家文書(明治追加)32巻 付 明治追加目録1刷

市72吉川家文書(明治追加)
種別(指定区分)
古文書(市指定有形文化財)
員数
三十二巻
指定年月日
平成30年(2018)4月19日
所有者等
公益財団法人 吉川報效会
所在地
岩国市横山二丁目7-3

紙本墨書で巻子装となっており、31巻と番外1巻の中に504点の文書が収録されている。31巻は編纂する過程で分類毎に整理されており、明治追加目録によると第一~第三が「勅諚及び叡旨」、第四が「幕府告達」、第五が「忠正忠愛二公(毛利敬親、毛利元徳)手書」、第六、第七が「長徳清(長府、徳山、清末)三公手翰」、第八~第十が「有恪公(吉川経幹)手書類」、第十一~第十四が「諸藩往復書類」、第十五が「京師変動疏状類」、第十六~第二十二が「上国応接」、第二十三、第二十四が「攘夷 停戦」、第二十五が「誓神及英人応接類」、第二十六、第二十七が「偵察情報」、第二十八~第三十一が「雑」と分類されている。番外の「口宣」は目録に記載されていない。なお、各巻に収録されている文書は原本だけではなく、写、控も混在しており、編纂の過程で内容によって取捨選択がおこなわれたものと推測される。史料は第一次四境戦争、家格問題、戊辰戦争に関するものなど明治維新期において中心的役割を担った長州藩の一支藩の状況を示す史料として貴重である。