永興寺庭園は、庫裡書院北庭の準平庭式枯山水庭園である。作庭に関する史料がなく明確に作庭時代を判定することはできないが、近世のものと考えられる。主庭は龍安寺式の枯山水庭園で、江戸時代前期頃の作庭とみられているが、後世の改修もみられる。
主庭園の原形は、茶室に付随した露地(茶庭)が主景で、そこへ枯山水庭園が景を添えている。湧き水があり井泉石組が付されている。元々は茶室があったが、解く際に、枯山水部を修景しなおしたと思われる。
現存の枯山水庭園は七五三式の石庭である。その中心は6石による集団石組があり、その北側に三尊石風の石組が2ヵ所ある。全体的には、15石による七五三石組、もしくは十六羅漢的な石組を構成している。こうしたことから、全庭に配石された枯山水庭園の例として貴重なものとされる。
永興寺庭園は、庫裡書院北庭の準平庭式枯山水庭園である。作庭に関する史料がなく明確に作庭時代を判定することはできないが、近世のものと考えられる。主庭は龍安寺式の枯山水庭園で、江戸時代前期頃の作庭とみられているが、後世の改修もみられる。
主庭園の原形は、茶室に付随した露地(茶庭)が主景で、そこへ枯山水庭園が景を添えている。湧き水があり井泉石組が付されている。元々は茶室があったが、解く際に、枯山水部を修景しなおしたと思われる。
現存の枯山水庭園は七五三式の石庭である。その中心は6石による集団石組があり、その北側に三尊石風の石組が2ヵ所ある。全体的には、15石による七五三石組、もしくは十六羅漢的な石組を構成している。こうしたことから、全庭に配石された枯山水庭園の例として貴重なものとされる。