涅槃図は、釈迦の入滅とその嘆き悲しむ仏弟子や菩薩・諸天、在家信者、動物などによって構成される絵であり、釈迦の命日にあたる涅槃会を行う際に掛けるものである。 この涅槃図は、正統な絵仏師が描く仏画とは異なり、涅槃に集う仏・人物・動物などの数が多く、作者が自由に描いている。 淡彩画に近い彩色で、素朴で自由な筆致による文人画ような作風である。
箱書によれば、祥雲寺5世石窓得雲(せきそうとくうん)の代の元文3~宝暦8(1738~58)年に制作され、文化13年(1816)に祥雲寺10世知足丈観(ちそくじょうかん)の代に再表具したものと記述がある。
作者は岩国藩の絵師、内田虚白斎(うちだきょはくさい)で、現存する作品が少なく、貴重である。
涅槃図は、釈迦の入滅とその嘆き悲しむ仏弟子や菩薩・諸天、在家信者、動物などによって構成される絵であり、釈迦の命日にあたる涅槃会を行う際に掛けるものである。
この涅槃図は、正統な絵仏師が描く仏画とは異なり、涅槃に集う仏・人物・動物などの数が多く、作者が自由に描いている。
淡彩画に近い彩色で、素朴で自由な筆致による文人画ような作風である。
箱書によれば、祥雲寺5世石窓得雲(せきそうとくうん)の代の元文3~宝暦8(1738~58)年に制作され、文化13年(1816)に祥雲寺10世知足丈観(ちそくじょうかん)の代に再表具したものと記述がある。
作者は岩国藩の絵師、内田虚白斎(うちだきょはくさい)で、現存する作品が少なく、貴重である。