門の形式は三間一戸楼門(上階 桁行三間、梁行二間)、入母屋造、本瓦葺である。細部では次のような二つの特色がある。 一つ目は、上階の西より2本目の柱上に前後(南・北側)とも台輪状長押(ながおし)が頭貫のようにくい込む。 二つ目は、下階の中央間が西側に片寄るため、西側柱間が東側柱間より小さい。
部材は、東北隅の柱のみケヤキ材で、他の柱はスギ材を使用している。 建立年代は、記録によると元禄2年(1689)で、享保21年(1736)、享和2年(1802)、昭和49年(1974)と三度の修理履歴がある。 17世紀代の楼門建築は類例が少なく、貴重である。
門の形式は三間一戸楼門(上階 桁行三間、梁行二間)、入母屋造、本瓦葺である。細部では次のような二つの特色がある。
一つ目は、上階の西より2本目の柱上に前後(南・北側)とも台輪状長押(ながおし)が頭貫のようにくい込む。
二つ目は、下階の中央間が西側に片寄るため、西側柱間が東側柱間より小さい。
部材は、東北隅の柱のみケヤキ材で、他の柱はスギ材を使用している。
建立年代は、記録によると元禄2年(1689)で、享保21年(1736)、享和2年(1802)、昭和49年(1974)と三度の修理履歴がある。
17世紀代の楼門建築は類例が少なく、貴重である。