この鉄燈籠は室町時代の天文15年(1546)8月に玖珂郡山代庄生見の豪族中村安堅が安芸廿日市の鋳物師綱家に鋳造させ、先祖菩提のために設立したものである。
宝珠、傘の降り棟先端の突起、火袋(ひぶくろ)の連子(れんし)、中台勾欄(ちゅうだいこうらん)の擬宝珠(ぎぼし)柱、中台と基礎の蓮弁文、基礎の下框座(かきょうざ)に鋳造年代、鋳工の明らかな鉄造燈籠として貴重である。
元々は、生見の観音堂に存置されていたが、錆による破損が激しかったので、平成4年(1992)度に保存修理を実施し、現在は美和歴史民俗資料館に展示している。
この鉄燈籠は室町時代の天文15年(1546)8月に玖珂郡山代庄生見の豪族中村安堅が安芸廿日市の鋳物師綱家に鋳造させ、先祖菩提のために設立したものである。
宝珠、傘の降り棟先端の突起、火袋(ひぶくろ)の連子(れんし)、中台勾欄(ちゅうだいこうらん)の擬宝珠(ぎぼし)柱、中台と基礎の蓮弁文、基礎の下框座(かきょうざ)に鋳造年代、鋳工の明らかな鉄造燈籠として貴重である。
元々は、生見の観音堂に存置されていたが、錆による破損が激しかったので、平成4年(1992)度に保存修理を実施し、現在は美和歴史民俗資料館に展示している。